特長
優れた施工性
現地では、工場製作されたパネルをボルト無しで組み立てるだけの簡単作業のみで、中詰め作業は機械施工が可能となり、労働不足の時代の要求に合った省力型製品です。
残土問題の緩和
中詰め材として現採土砂が利用できるため、工事における建設残土を最小限に抑えることができます。もちろん、通常の篭工と同様に玉石、砕石、礫等を中詰め材として使用することも可能です。
植生・緑化可能
中詰め材を現採土砂にしたうえで、植生シ-トとの併用により、植生、緑化が可能となります。
優れた耐久性
表面処理には、塗装品と耐久性に優れた溶融亜鉛めっきを施しためっき品を用意しています。
構造・仕様
シンプルで施工性と強度を両立させた構造
JFE篭枠(Mパッケ-ジ)は、直径6mmの線材を使用した溶接金網パネル同士を前後面で水平材、斜材により箱形状をとし、箱同士を連続設置することで構造体を形成するものです。箱同士の連結には結合コイルを用います。
基本構造
標準仕様
構造
【NWM08型、 NWM10型、 NWM12型】
JFE篭枠(Mパッケージ)の型式及び標準寸法は以下の通りです。
種別 | 前法 (mm) | 高さ (mm) | 奥行(幅) (mm) | 長さ (mm) |
---|---|---|---|---|
NWM08 | 直 | 500 | 800 | 2,000 1,000 |
NWM10 | 1000 | |||
NWM12 | 1200 |
歩掛り(参考)
型種類 | 枠組立て | 土砂詰め部の歩掛り(壁面積当たり) | 石詰め部の歩掛り(壁面積当たり) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
dummy | dummy | 機械土砂詰め | 植生シート設置 | 機械石詰め | |||
dummy | 普通作業員 (人/m2) | 普通作業員 (人/m2) | バックホウ 山積 0.28m3 (h/m2) | タンパ運転 60-80kg(h/m2) | 普通作業員 (人/m2) | 普通作業員 (人/m2) | バックホウ 山積 0.45m3 (h/m2) |
WM08 | 0.03 | 0.06 | 0.16 | 0.18 | 0.017 | 0.08 | 0.24 |
WM10 | 0.07 | 0.2 | 0.22 | 0.10 | 0.30 | ||
WM12 | 0.08 | 0.24 | 0.26 | 0.12 | 0.36 |
※植生シート設置歩掛りは、壁面積当たりに換算していることに注意。
心杭が必要な場合の設置は含みません。
適用基準類
評定・設計施工規準・マニュアル
- 土砂詰め歩掛り 国土交通省土木工事基準(H21)土工を適用
- 石詰め歩掛り 治山林道必携(H21)鋼製枠工を適用
- 植生シート設置歩掛り 治山林道必携(H21)ジオテキスタイル工を適用
規格
規格一覧表
部材名 | 規格 | |
---|---|---|
前・後面パネル 端面パネル 上面パネル | JIS G 3547 「亜鉛めっき鉄線」 JIS G 3532 「鉄線」 JIS G 3101 「一般構造用圧延鋼材」(SS400) JIS G 3112 「鉄筋コンクリート用棒鋼」(SR235) | |
水平材 | JIS G 3101 「一般構造用圧延鋼材」(SS400) JIS G 3112 「鉄筋コンクリート用棒鋼」(SR235) | |
斜材 | JIS G 3547 「亜鉛めっき鉄線」 JIS G 3532 「鉄線」 JIS G 3112 「鉄筋コンクリート用棒鋼」(SR235) | |
結合コイル | JIS G 3547 「亜鉛めっき鉄線」 JIS G 3532 「鉄線」 |
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防災商品一覧
J-スリット堰堤®
土石流および流木の捕捉を目的とした鋼製透過型砂防堰堤。
J-HDスリット®
既設の不透過型砂防堰堤に後付け施工が可能な流木捕捉工。
JDフェンス®
無流水渓流に設置される鋼製透過型土石流・流木捕捉工。山間部の道路脇などに設置されています。
D-スリット
掃流区間に設置される鋼製透過型流木捕捉工。建設技術審査証明(技審証第 0702 号)取得。
鋼製スリットビーム
既設コンクリートスリット堰堤の土砂流出防止工(横棧)。コンクリートスリット堰堤に後付け可能で、土砂の再流出を防ぎます。
JSNウォール®堰堤
流動・転圧タイプの砂防ソイルセメントを活用した鋼製堰堤。
鋼製続枠(Re type)®
軽量で⾼強度な鋼製続枠。従来のフレキシブルな特徴を受け継ぎつつコストを削減。
JSパッケージ®
パネル型のふとん篭工で、従来の篭工の特徴を生かした永久構造物。
応急土石流ガード®
鋼製篭枠と大型土嚢を一体化した応急対策工。短期施工が可能で土砂災害時の応急対策に効果を発揮します。
JFE大型篭枠
簡易鋼製ふとん篭の剛性を高めたパネル型の篭工。従来の篭工の優れた特徴を生かした永久構造物。
JFE篭枠(Mパッケージ)
剛性のある溶接金網を使用した篭工。植生シ-トと併用することで緑化工法として適用が可能。
JM砕石パッケージ
砕石の使用が可能な省力化篭枠工法。
J-ワイド伏工®
高強度金網を用いることで省力化・高耐久を実現した落石予防工。アンカー・クリップ数を大幅削減し、高い経済性を実現。
J-キャフネット
斜面上のどこにでも設置が可能で、コンクリート基礎が不要な落石防護工。平成29年改訂の落石対策便覧に準拠。
JSグリップネット
斜面上の浮石・転石の動きを抑制する落石予防工法。国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS登録番号:SK-100010-A)取得。
ワイヤネット
岩塊の滑動をアンカーとワイヤロープで抑制する落石予防工。NETIS登録商品(現在は掲載を終了しています)。
JFE落石防護柵
H鋼を支柱とし、ワイヤロ-プ、金網を取り付けたシンプルな落石防護柵。柵の変形により衝突時のエネルギーを吸収します。
JFE落石防護網
誘導・待受け型の落石対策工法。2種類の商品をご用意しております。
津波バリアー
津波漂流物の捕捉を目的とした構造物。
本商品のお問い合わせ先
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