ライナープレートは、波付けされた薄鋼板の四辺に組立用のフランジを設けた構造で、立坑・深礎工・地すべり対策工・トンネル覆工など広範囲の用途に用いられています。
- 特長
- 構造・仕様
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軽量で運搬が容易です 1枚の重量が30kg程度と軽いため人力での運搬が可能です。 |
高い強度を有します 波付け加工により、同じ板厚の箱型断面形状に比べ高い強度を有します。 |
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施工性に優れます 組立は内側からのボルト接合で出来ますので、外側に作業スペースを必要としません。 |
耐食性に富みます 集水井等の永久構造物については、亜鉛めっき処理を施すことにより、優れた耐食性、長い耐用年数を期待できます。 |
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低騒音・低振動工法です 大型機械を使用せず、人力で掘削・組立を行うので騒音・振動が小さくてすみます。 |
クリップ接合 クリップ接合については、JスピードLPをご覧ください |
ライナープレートの形状、名称は図に示すとおりです。板厚は2.7mm~7.0mmまで7種類あります。
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使用鋼板
ライナープレートに使用する鋼板の材質はJIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)に規定されているSS330を使用します。
ライナープレート使用鋼材の機械的性質 | ||||||
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種類 | 化学成分(%) | 機 械 的 性 質 | ||||
P | S | 引張強さ (N/mm2) |
伸 び (%) |
曲げ角度 ( °) |
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SS330 | 0.05以下 | 0.05以下 | 330~430 | 板厚≦5mm | 26以上 | 180 |
5mm<板厚≦16mm | 21以上 |
形状種類
- 円弧(C形)
- 直線(S形)
- 円弧+直線(J形)
- 矩形断面のコーナー部(L形)
組立形状
ライナープレートは一般に、立坑に用いられるものと,横坑に用いられるものに区分されます。立坑用ライナープレートは推進工法の発進・到達立坑、深礎工法による立坑,集水井等に用いられます。一方、横坑用ライナープレートは鉄道、道路、水路などの各種トンネルの覆工部材等に用いられます。この他に止水壁や擁壁としても用いられています。
推進工法用立坑
発進立坑 | 到達立坑 |
深礎工法用立坑
深礎杭 | 深礎杭配筋状況 |
その他用途
擁壁工 | 地すべり抑止用集水井 |
横坑(馬蹄形) | 橋脚仮締め切り |
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