特長
落石予防工
斜面上の浮石や転石をワイヤロープ、アンカー、厚ネットで元位置に抑え込み、滑動を抑止し落石自体を発生させないことを目的とした工法です。ワイヤロ-プ、アンカ-などの部材が軽量かつ自在性に優れているため幅広い施工条件に適用します。
特殊金網の使用
柔軟性に優れる特殊金網(厚ネット)とパラソルピンアンカーを併用することで、地盤への密着性を高めた工法となっています。斜面上の落石原因を既存の位置に押さえ込み、移動を抑制します。
早期緑化
厚ネット内に土砂等が堆積しやすいため、自然の種子の定着が期待でき緑化を促進することができます。
斜面に存在する立木を避けて施工することが可能で、施工後も景観を損なうことはありません。
自然との調和
施工による自然地盤への損傷は軽微であり、樹木等の育成を目的とする地盤の確保にも優れ、自然と調和した斜面の形成を可能にしています。コスト縮減や現況斜面の保護に加え、二酸化炭素削減などの効果が期待できます。
構造・仕様
アンカーやワイヤロープ等にて
斜面上の浮石や転石を押さえ込む落石予防工
本技術の主構造はワイヤロープ、アンカー等の軽量部材で構成しており、厚ネットによって落石を斜面に抑え込みます。また、地山が露出する本技術では排水対策が不要です。
基本構造
概要図
図面・材料表
適用範囲
規格
規格一覧表
部材名 | 規格 | |
---|---|---|
ワイヤロープ | JIS G 3506「硬鋼線材」 | |
厚ネット | JIS G 3505「軟鋼線材」 | |
アンカー | JIS G 3112「鉄筋コンクリ-ト用棒鋼」SD345 | |
交差アンカーグリップ | JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」のSS400 | |
ワープクリップ | JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」のSS400 | |
クロスクリップ | JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」のSS400 |
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防災商品一覧
J-スリット堰堤®
土石流および流木の捕捉を目的とした鋼製透過型砂防堰堤。
J-HDスリット®
既設の不透過型砂防堰堤に後付け施工が可能な流木捕捉工。
JDフェンス®
無流水渓流に設置される鋼製透過型土石流・流木捕捉工。山間部の道路脇などに設置されています。
D-スリット
掃流区間に設置される鋼製透過型流木捕捉工。建設技術審査証明(技審証第 0702 号)取得。
鋼製スリットビーム
既設コンクリートスリット堰堤の土砂流出防止工(横棧)。コンクリートスリット堰堤に後付け可能で、土砂の再流出を防ぎます。
JSNウォール®堰堤
流動・転圧タイプの砂防ソイルセメントを活用した鋼製堰堤。
鋼製続枠(Re type)®
軽量で⾼強度な鋼製続枠。従来のフレキシブルな特徴を受け継ぎつつコストを削減。
JSパッケージ®
パネル型のふとん篭工で、従来の篭工の特徴を生かした永久構造物。
応急土石流ガード®
鋼製篭枠と大型土嚢を一体化した応急対策工。短期施工が可能で土砂災害時の応急対策に効果を発揮します。
JFE大型篭枠
簡易鋼製ふとん篭の剛性を高めたパネル型の篭工。従来の篭工の優れた特徴を生かした永久構造物。
JFE篭枠(Mパッケージ)
剛性のある溶接金網を使用した篭工。植生シ-トと併用することで緑化工法として適用が可能。
JM砕石パッケージ
砕石の使用が可能な省力化篭枠工法。
J-ワイド伏工®
高強度金網を用いることで省力化・高耐久を実現した落石予防工。アンカー・クリップ数を大幅削減し、高い経済性を実現。
J-キャフネット
斜面上のどこにでも設置が可能で、コンクリート基礎が不要な落石防護工。平成29年改訂の落石対策便覧に準拠。
JSグリップネット
斜面上の浮石・転石の動きを抑制する落石予防工法。国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS登録番号:SK-100010-A)取得。
ワイヤネット
岩塊の滑動をアンカーとワイヤロープで抑制する落石予防工。NETIS登録商品(現在は掲載を終了しています)。
JFE落石防護柵
H鋼を支柱とし、ワイヤロ-プ、金網を取り付けたシンプルな落石防護柵。柵の変形により衝突時のエネルギーを吸収します。
JFE落石防護網
誘導・待受け型の落石対策工法。2種類の商品をご用意しております。
津波バリアー
津波漂流物の捕捉を目的とした構造物。
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