JFE大型篭枠

簡易鋼製ふとん篭の剛性を高めたパネル型の篭工。
従来の篭工の優れた特徴を生かした永久構造物。

強度と施工性を両立させた篭商品

  • 優れた施工性
  • 高強度なパネル
  • 高い透水性
  • 安心感を与える外観

特長

優れた施工性

部材は規格化され軽量なので、運搬がし易く施工が容易です。また、中詰め作業には機械施工が可能で、工期の短縮を図れます。

高強度

主部材を、山形鋼と丸鋼を組合せたパネルとすることで、面としての剛性が高い構造となっています。

透水性の高さ

通常の篭工と同様に玉石、砕石、礫等を中詰め材として使用します、また中詰め材として現採土砂も利用できるため、工事における建設残土を最小限に抑えることができます。

優れた外観

剛性の高いパネルを有しているため、中詰めによるはらみ変形等も少なく、従来の篭工に比べ、出来上がりは堅牢で、見た目に安心感を与えます。

構造・仕様

施工性に優れ、高強度な構造

JFE大型篭枠は、枠付けした溶接金網をL型に加工し(前面パネル)、コイル筋で後面パネルと一体にしています。これらの構造体を連続設置して構造体を形成します。隣り合う篭枠同士は連結材で接続します。

基本構造

留意点

計画上の留意点

1. 大型篭枠は千鳥積みを標準とします。

2. 詰重ねの勾配は3分〜1割を標準とします。奥行き(B)の半分以上(B/2)は上段の大型篭枠を重ねて下さい。

使用上の留意点

1. 基礎部は安定した支持層上に設置して下さい。
2. 中詰石には15cm〜20cm以上の割栗石または岩砕を使用して下さい。
3. 大型篭枠に中詰めとうにゅうご、背面土を埋立て十分転圧して下さい。なお、背面土は透水性の良い砕石等を使用して下さい。
4. 曲線部の組立は前面パネル側が重なるため、後面パネルを孔明・切断加工等をして組立てます。また、Lパネルを使用すれば容易に組立が出来ます。
 (但し、曲がりの大きさが一定となります。)

規格

規格一覧表

部材名規格
前面パネルJIS G 3532「鉄線」
JIS G 3101 「一般構造用圧延鋼材」(SS400)
JIS G 3112「鉄筋コンクリート用棒鋼」(SR235)
後面パネル
端面パネル
切 梁JIS G 3101 「一般構造用圧延鋼材」(SS400)
水 平 材JIS G 3112「鉄筋コンクリート用棒鋼」(SR235)
JIS G 3101 「一般構造用圧延鋼材」(SS400)
斜 材
コイル筋JIS G 3532「鉄線」
ボルト・ナットJIS G 1180 「六角ボルト」、JIS B 1181 「六角ナット」および
JIS B 1256 「平座金」

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更新2003/03/15

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更新2016/08/03

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更新2017/04/15

技術資料

防災商品一覧

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J-HDスリット®

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JDフェンス®

無流水渓流に設置される鋼製透過型土石流・流木捕捉工。山間部の道路脇などに設置されています。

D-スリット

掃流区間に設置される鋼製透過型流木捕捉工。建設技術審査証明(技審証第 0702 号)取得。

鋼製スリットビーム

既設コンクリートスリット堰堤の土砂流出防止工(横棧)。コンクリートスリット堰堤に後付け可能で、土砂の再流出を防ぎます。

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流動・転圧タイプの砂防ソイルセメントを活用した鋼製堰堤。

鋼製続枠(Re type)®

軽量で⾼強度な鋼製続枠。従来のフレキシブルな特徴を受け継ぎつつコストを削減。

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応急土石流ガード®

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簡易鋼製ふとん篭の剛性を高めたパネル型の篭工。従来の篭工の優れた特徴を生かした永久構造物。

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JSグリップネット

斜面上の浮石・転石の動きを抑制する落石予防工法。国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS登録番号:SK-100010-A)取得。

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JFE落石防護柵

H鋼を支柱とし、ワイヤロ-プ、金網を取り付けたシンプルな落石防護柵。柵の変形により衝突時のエネルギーを吸収します。

JFE落石防護網

誘導・待受け型の落石対策工法。2種類の商品をご用意しております。

津波バリアー

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