特長
津波による漂流物を捕捉
海域と陸域の境となる岸壁・護岸などに設置することで津波とともに流れる漂流物だけを捕捉し、漂流物の衝突・散乱により発生する災害発生を防止します。
効率的なエネルギー吸収機構
支柱には衝撃吸収性能に優れた鋼管を使用し、捕捉スクリーンにはワイヤロープを使用します。ワイヤロープ伸びと鋼管のへこみ変形及び梁変形により漂流物の衝突エネルギーを吸収します。
高い安全性
漂流物の衝突に対する安全性の他、捕捉スクリーンが漂流物で閉塞された場合に作用する抗力に対する安全性を確認しています。
地盤条件に合わせた基礎形状
支柱の基礎は、作用した外力を安全に伝えるように直接基礎あるいは杭基礎とします。杭基礎は施工品質の確保や支柱の径、長さの縮減が可能で、効率的な杭設計となるソケット式接合としています。
構造・仕様
鋼管とワイヤロープを組み合わせたシンプルな構造
施設の両端に設置する端部支柱と、その間の中間支柱で構成されており、支柱間はワイヤロープが張られています。高さ3m程度の津波を対象とします。
適用指針
評定・設計施工規準・マニュアル
- 津波漂流物対策施設ガイドライン…(一財)沿岸技術研究センター
基本構造
用途
規格
規格一覧表
材料 | 規格 | |
---|---|---|
端末支柱 | 一般構造用炭素鋼鋼管 JIS G 3444 | |
中間支柱 | ||
天蓋 | 一般構造用圧延鋼板 JIS G3101 | |
吊りピース |
動画
東京MX「ももいろインフラーZ」番組内での紹介動画(ミッション④ 43:02〜)
資料ダウンロード
防災商品一覧
J-スリット堰堤®
土石流および流木の捕捉を目的とした鋼製透過型砂防堰堤。
J-HDスリット®
既設の不透過型砂防堰堤に後付け施工が可能な流木捕捉工。
JDフェンス®
無流水渓流に設置される鋼製透過型土石流・流木捕捉工。山間部の道路脇などに設置されています。
D-スリット
掃流区間に設置される鋼製透過型流木捕捉工。建設技術審査証明(技審証第 0702 号)取得。
鋼製スリットビーム
既設コンクリートスリット堰堤の土砂流出防止工(横棧)。コンクリートスリット堰堤に後付け可能で、土砂の再流出を防ぎます。
JSNウォール®堰堤
流動・転圧タイプの砂防ソイルセメントを活用した鋼製堰堤。
鋼製続枠(Re type)®
軽量で⾼強度な鋼製続枠。従来のフレキシブルな特徴を受け継ぎつつコストを削減。
JSパッケージ®
パネル型のふとん篭工で、従来の篭工の特徴を生かした永久構造物。
応急土石流ガード®
鋼製篭枠と大型土嚢を一体化した応急対策工。短期施工が可能で土砂災害時の応急対策に効果を発揮します。
JFE大型篭枠
簡易鋼製ふとん篭の剛性を高めたパネル型の篭工。従来の篭工の優れた特徴を生かした永久構造物。
JFE篭枠(Mパッケージ)
剛性のある溶接金網を使用した篭工。植生シ-トと併用することで緑化工法として適用が可能。
JM砕石パッケージ
砕石の使用が可能な省力化篭枠工法。
J-ワイド伏工®
高強度金網を用いることで省力化・高耐久を実現した落石予防工。アンカー・クリップ数を大幅削減し、高い経済性を実現。
J-キャフネット
斜面上のどこにでも設置が可能で、コンクリート基礎が不要な落石防護工。平成29年改訂の落石対策便覧に準拠。
JSグリップネット
斜面上の浮石・転石の動きを抑制する落石予防工法。国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS登録番号:SK-100010-A)取得。
ワイヤネット
岩塊の滑動をアンカーとワイヤロープで抑制する落石予防工。NETIS登録商品(現在は掲載を終了しています)。
JFE落石防護柵
H鋼を支柱とし、ワイヤロ-プ、金網を取り付けたシンプルな落石防護柵。柵の変形により衝突時のエネルギーを吸収します。
JFE落石防護網
誘導・待受け型の落石対策工法。2種類の商品をご用意しております。
津波バリアー
津波漂流物の捕捉を目的とした構造物。
本商品のお問い合わせ先
津波バリアーに関するご質問・ご要望などがございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
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